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「 NAPの美容院を見てきた! 」


隈研吾さんの事務所で修業を積んだ中村拓志さん(NAP建築設計事務所)が設計した美容院を見に行ってきました。

発売されたばかりの「住宅特集2006年2月号」には東京都港区の小住宅が掲載されている、いま注目の若手建築家です。そんな中村さんは1974年生まれなんですね。僕は1976年生まれなので、たった2才しか違いません。こんなすごい人が出てくると、、、アセるな~。
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この美容院があるのは三重県桑名市、桑名ICから程近い新興住宅地の入り口です。NAP建築設計事務所のホームページで公開されている模型写真を見ていたので、その細い鉄骨柱や円形を連続してモーフィングしたようなインテリアに期待して車を走らせていましたが、思わず通り過ぎそうになりました。外観がグレー1色であまりにもシンプルだったので最初は気付きませんでした。

パステルカラーで彩られたインテリアを活かす為に敢て外観を抑えた、と後で担当者の方から御聞きしました。が、これではチョット素っ気無さすぎでは?男的な発想な感じがしました。

nap3.jpg

しかしインテリアは無機質な外観とは正反対。緑や黄色のパステルカラーはグラデーションが掛けてあって、歩いているうちに気付いたら壁と床の色が変ってる具合。壁と床の取合も丸面がつけられていて全体的に柔らかな雰囲気が漂ってます。

フロアには勾配がつけてあり、一番高い受付・待合スペースからカットするスペースへ向かって降りて行くようになってます。そしてお客さんがシートに座ると、パステルカラーの柔らかな曲面に囲われるようなレベルにコントロールされてるんですね。

nap4.jpg

全体的に見るとワンルームなのに、カットスペースでは囲われ感の強い空間になっている。これは新しい空間処理ではないでしょうか。
ニヤニヤしながら色々な所を観察していたら、別の見学者とNAPの担当者の会話が聞こえてきました。
「この天井面の鉄板で水平力を・・・」
鉄板???この孔の開いた天井が鉄板?

nap5.jpg
屋根は納まりは?どうやって建て方をしたの?
次々と疑問が湧いてきます。床と腰壁の曲面部分の納まりも気になります。早速図面をお借りして謎解きを始めました。しかし、こういう建築には図面で理解できる部分もあれば、図面からは読み取れない部分が沢山あります。

そんな僕の所へ近づいてきた人の良さそうな現場監督を捕まえ、しばし質問攻め。
この天井は梁と鉄板を工場で一体に製作したパネルで、全部で21枚あるものを現場で溶接したそうです。他にも柱と天井パネルの接合部の事とか、ジョイント部のパテの事とか色々教えて頂きました。良い勉強になりました。
ちなみにこの天井のランダムな孔は職人さんが工場で一つ一つ開けたものだそうですが、その数なんと4万8000個!!!設計者はさぞかし恨まれた事でしょう(笑)。

それにしても僕の質問に対して嫌そうな顔一つ見せずに嬉しそうに話をしている現場監督さんや、御施主さんとの設計の遣取りについて話をしてくださったNAPの鈴木さんの自信に充ちた表情を見ていて思いました。施主、設計者、工務店で良いコラボができたんだなあと。
久々に力のこもった建築を見せて頂きました。ごちそうさまでした!



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